神戸らしさを感じるフレンチ　ル・アン

神戸新聞主催の世界グルメ紀行で、気になるフレンチに行ってきました。須磨離宮公園の隣にあるル・アンというお店です。

迎賓館を利用したという趣のある建物で、こういう古い洋館がとても神戸らしいというか。きちんと門と建物の入り口でお出迎えして頂けるし、いやがおうにも期待が高まります。

最初チーズとベーコンを包んだシューが。チーズの良い香りがします。

そして、ここから本格的なコース。

1. 有機野菜と秋の味覚のアンサンブル 3種の前菜の取り合わせ
グラスに入っているのがかぶらのムースにコンソメゼリーと魚のすり身のパテをのせたもの。そして四角い器に野菜のバーニャカウダ。あとサーモンで米のサラダを包んで川鱒の卵を載せた3種のオードブルです。

どれもかなり凝った料理で、本当に美味しかったのですが、特にムースがやさしい味がして気に入りました。あと冷たいバーニャカウダソースも美味しいもんですね。

パンがサーブされますが、トマトソースが特徴的。バターよりもトマトソースの方があっさりとしていて食べやすい。

2. 季節野菜を使ったポタージュ 泡の香を添えて
さつまいものポタージュにアールグレイの紅茶の泡がのっかっています。スイートポテトというだけあって、さすがにかなり甘～い。でも、紅茶の香りのおかげで単調な甘さで終わらないところがいいです。

3. 鮮魚の天火焼 根菜を使ったサフラン風味のリゾットと共に
個人的には一番気にいったメニュー。高知産のキンメダイの天火焼の下にきのこのリゾットが隠れています。この魚貝のブイヤベース風のソースがホント美味しかったなぁ。

4. 国産牛フィレ肉のポワレ 季節野菜添え
牛フィレ肉のステーキです。お肉も美味しいし、ソースも香りが良く絶妙ですね。

5. デザート取り合わせ
屋外のテラス席。ラッキーなことに、お天気でご案内いただきました(^^)v。席数が少ないので、どのお客さんもそういう訳では無かったようですが、タイミングが良かったかも。

向こうに見える建物は、教会です。結婚式も挙げれるようになっていて、披露宴もできる大きな会場もあります。ここで結婚式すれば良かったって、食事中3回言ったら妻に呆れられました。

実はこのお店、妻の友人のだんなさんがシェフをされています。なかなか行く機会がなかったのですが、今回念願かなって初訪問。

が、そんな事情はさておき、ちゃんと客観的に評価しても、ここはかなりお薦めできるお店です。料理はどれも美味しいし、雰囲気もサービスも抜群。値段もランチコースで5000円きる位でそれ程高くありません。ここで食事をして、離宮公園でのんびり散歩！なんとも優雅で贅沢なな一日だと思います。

お勧め度★★

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