神戸史に欠かせないベーカリー フロインドリーブ

      2016/03/13

洋食の街神戸には、老舗パン屋さんがいくつもあるのですが、このフロインドリーブを抜きにしては、語れません。

大人気店ですが、経営者のこだわりで、デパートも神戸市内の店舗でしか扱っておらず、神戸以外では買う事ができません

創業者ハインリッヒ・フロインドリーブ氏は、第1次世界大戦でドイツ人捕虜として日本に連れてこられ、釈放後神戸で始めたのが、このパン屋さんです。

現在店舗に使われているのが、旧神戸ユニオン教会(1929年築)でもう100年近くの歴史を持つ建物。1Fがベーカリー、2Fがカフェになっています。

 

メニューはサンドイッチ、サラダが主流で、大体1,000円前後。高いと思われるかもしれませんが、妻と2人でサンドイッチ1品、サラダ1品で、十分満足感がありました。

食事前にクッキーが供されます。

シェフサラダ1050円。野菜の下にパンが隠れていて、ボリュームがあります。このパンの香りが良く、妻も大変気に入っていました。

チキン、ベーコン、卵が入ったクラブハウスサンドイッチ1050円。味は文句なし。

1Fのショップには、様々な種類のクッキーやパンが並んでいます。レーズンとくるみが入ったブラウンブレッドというパン(1/2で500円)を買って帰りました。そのまま食しても、サンドイッチにしても、焼いても、どうやって食べても旨いです。

 

訪れたのはGW。丁度12時頃に訪問すると30組以上待ちがあって、一度諦めました。後日再度11時頃に訪問し、その時はスムーズに入れましたが、出る頃には20組近くの待ち。休日は、ランチタイムより少し早めに行くのがベターです。

お薦め度★★

 

 

戦前は一時10店舗まで拡大も、戦火で職人が確保できず次々と閉店。創業者夫婦で中山手通の本店で営業を続けていたが空襲で全焼。終戦翌年に営業再開し、順調に事業を育てていたが、こんどは阪神大震災で店舗が全壊。そしてお化け屋敷同然だった古い教会を店舗にし、現在は大人気店に成長、という波乱万丈の歴史を持ちます。
 また創業者夫婦の歩みは1977年NHK連続テレビ小説『風見鶏』のモデルとなり、一躍北野を観光地に押し上げた他、フロインドリーブの名を世間に知らしめました。神戸の歴史から外せない存在です。

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