大丸 vs そごう

      2016/03/11

西洋文化をいち早く取り入れた神戸、これは日本初というのが多いんです。百貨店の土足入場もその一つ。

1923年新開地にオープンした白木屋という百貨店が日本初なのだそうです。もともと呉服屋から発展してきた百貨店、それまでは履物を脱いでお店に入っていたんですね。

さて、ハーバーランドの神戸阪急が撤退して、今神戸で百貨店と言えば、大丸とそごう。
売上高をみると、大丸がそごうを圧倒しています。

開店 床面積 売上(2011) 前年比
大丸 1927年 50,656㎡ 788億円 ▲2.0%
そごう 1933年 42,563㎡ 502億円 +1.2%

震災前はそごうが圧倒的に強かったんですが、被災や民事再生法の適用などあって、今は大丸が神戸のトップブランド。
妻も生粋の大丸っ子です。

大丸の歴史は古くて1717年京都で創業。先義後利を理念とし、貧しい人達に古着を配ったり、施しをしたりしていたそうです。大塩平八郎の乱で、大丸だけは焼くなと言われたエピソードが残っている程、庶民にとっては、ありがたい存在だったようですね。

神戸大丸は1913年に神戸支店として開店、1927年に現在地で営業を開始。

旧居留地という土地柄もあってハイソなイメージですが、休日の地下食料品街は、まぁ物凄い人です。

一方そごうは、江戸時代後期の1830年大阪で創業。
三宮の現在地での営業は1933年からです。

三宮駅から直結で便利ですね。デパ地下は、大丸よりそごうの方が庶民的で好きです。

ライフスタイルが変わってきていて、今は百貨店冬の時代。2011年の全国百貨店売上高は15年連続前年比マイナス。ピークの1991年の約2/3の水準だそうです。

これから時代の変化に対応して生き残っていくのはどちらか、見守っていきたいと思います。

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