六甲全山縦走コース紹介
2016/02/28
六甲全山縦走のベテラン(4回参加中3回リタイア)から、コース紹介を。
56kmの縦走コースは、須磨浦公園からスタート。一番最初に登るのが246mの鉢伏山(はちぶせやま)。これを登り始めた時点で、既にしんどいなぁって。これから56kmスタートしたところなのにっ!て気分になります。
コース前半は200m~500m級の山を登ったり降りたり。
横尾山312m→妙法寺50m→高取山320m→丸山市街地100m→菊水山459m→天吊橋251m→鍋蓋山487m→市ヶ原250mと激しいアップダウン。この前半が縦走のタフさを物語ります。
ちなみに縦走コースの登りを全部足すと約3000m、
これは富士山を5合目から登った場合の約2倍になるそうです。
そしてこれだけアップダウンを繰り返した後で、最大の正念場麻耶山(まやさん)702mへ。ここが一番縦走でしんどいところ。麻耶山はどこから登ってもしんどい山と言われる程きつく、それを既に5~6時間歩いた後に登るのですから、並みの体力ではこの辺りでギブアップです。
さて、麻耶山を登ってしまえば、中盤は六甲山上を東へ東へ。短い登りや平坦コースが多くなります。舗装道路を歩く機会も多い。さすがに短くても登りはきつく感じますが、まぁコース内では比較的楽な方ですね。
全コースの6分目位で六甲ガーデンテラスに到着。ここが最後のリタイアポイント。ここでリタイアすれば、幸せのケーブルカーで地上へ。実は過去の3度のリタイアはいつもこのポイントです。
ここで、気分が萎えるのです。ここから先は山中の下り。しかも日も暮れかかっているので、確実に暗闇の山中への突撃になります。後半になってくると、縦走参加者もばらけて密度が減ってくるので、淋しさも加わります。
それでも延々歩いて、最後山の中を抜けて宝塚市街に入ると、アスファルトの下りコース。もう足がいう事きかんですね。妻は前を向いて歩く事ができず、後ろを向きに歩いて降りた様です。
どうでしょうか?少しは伝わりますかね。百聞は一見にしかず。皆さんも是非トライを!