神戸市民なら一度は神戸マラソン走らないと

生まれて初めてフルマラソンというものを走りました。

妻と一緒に。

ずっと走りたいと思っていた、神戸マラソン。

何で神戸市民以外の人が走れて、神戸市民が抽選ではずれるんや！と言い続けて今年念願の当選。うっ、やばい・・・

そして、練習しなくっちゃという焦りにかかわらず、妻が捻挫をして2か月前まで練習無し。自分だけでも練習すればよいのだけれど、そこは妻をおいて自分だけがと気遣う、優しい旦那さんなのです。（単に一人で走りたくなかっただけですが・・・）

で、漸く2週間前にフルマラソンの半分の20kmを練習で走って、あちこち痛くなりながら、昨日本番。

大丈夫かなぁ。制限時間の7時間以内に帰ってこれるかなぁ・・・

それにしても凄い人ですね。タイムの遅い人は、後ろの方に並ばされるので、スタートの合図がなってから、スタート地点を過ぎるのに10分くらいかかるんです。

制限時間があるんやから、遅い人ほどスタート前にして欲しい。

スタート地点では有森裕子さんと、藤原紀香さんが、お見送り。頑張ってー。みんなスタート地点で立ち止まって写真撮りまくり。

長い長い道のり。42.195km。

そんな事は考えず、最初は見慣れた神戸の街中を、沿道で手を差し出す人にタッチしながら、余裕のラン。

でも、3km過ぎたところで、やっぱり足にきてるなぁと。1週間前に10kmレースに出たのが悪かったか・・・

7kmくらいの地点。新長田の鉄人28号銅像前。まだ7kmかぁ。長いなぁ。

そして、コースを西へ西へ。

須磨の駅を通りすぎると海岸沿い。

10km過ぎたところで、折り返しコースに白バイの先導が見えた。そしてトップをひた走る黒人さん。

えっ、もう明石海峡大橋まで行って帰ってきたんか。25km近く走ってるやん。でもこのランナー途中で棄権したようです。

って、のんびり走ってると、大分後ろでスタートした妻の姿が目の前に。おぉ、追いつかれてる。この後、一度離れて、また途中で目の前に現れました。結局、似たり寄ったりだったようで。

須磨を過ぎると、明石海峡大橋がものすごく遠くに見えてくる。あそこまで、遠いよなぁ・・・

塩谷、垂水、そしてなんとか18km付近の明石海峡大橋を折り返して帰路へ。この辺りから坂の上り路で歩いている人の姿が目立ってきた。でも、まだ軽快に上り坂を駆け上がり、いい気になってきた。

ゴールしたらFacebookでこうつぶやこう。「マラソンなんて簡単。走り続ければいいだけ。」なんて。

そんな事を考えいたら急にしんどくなってきた。走るのが嫌になってきた。

「マラソンは難しい。走り続ける事が一番難しい。」

あぁ、しんどい～。でも、なんとか25km地点までは走ろう。

で、25km地点で初めて歩きました。そこからは走ったり歩いたり。でも制限時間の7時間には何とか間に合いそうなペース。

35km地点。ここから神戸マラソン最大の難関。神戸大橋を渡る為に、高速を上ります。走るのももう限界。というか、周りで走っている人はほぼゼロ。

ここから残り7kmの長い事。歩くのもつらい感じです。

神戸大橋を渡って、いよいよポートアイランドへ。

ポートアイランドの西側、しおさい公園がコース。ここは神戸の景色も一望できて、絶景なんですよね。でも、景色を見る余裕もなく。

しんどい。しんどい。しんどい。

あと、3km、2km、1km。走る体力はもうゼロ。

最後、ポートピアホテル前のゴール。ゴール前で、有森裕子さんが帰ってくるランナー皆にタッチ。そして、藤原紀香さんがゴール前で、応援。

最後は、妻と一緒のゴールでした。この勝負引き分けですな。ちなみに、タイムは6時間半くらいです。立派？ですよね。

それにしてもしんどかった。練習不足なのか、そもそも向いていないのか。両方あるような気がするけど。またいつかフルマラソンに出たいと思うのでしょうかね。

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