神戸の港湾事業の復活を!
2016/03/13
神戸は昔から海運で発展してきた都市。ところがこの港湾都市としての地位が、今とても下がってるんです。
1980年は世界で4位だった貨物取扱量が、2005年時点では世界32位。
何でこんなに下がったかというと、
①サービス面で他のアジアの港に負けた
②震災を機に他の港へ機能がシフトした
という事なんですね。
サービス面でいうと、神戸でなく日本の港全般に、圧倒的にコストが割高であったり、積みにを引き渡すのに時間がかかりすぎたり、24時間サービスに対応できていなかったり。
更に阪神大震災で神戸の港湾機能が破壊され、他の港へのシフトが一気に加速したんです。施設は復旧したものの、荷動きは元には戻らず。
で、政府が日本の港湾業の国際競争力をという事で、『スーパー中枢港湾』という構想を打ち出して、挽回に出てるんです。
神戸港もスーパー中枢港湾の一つとして、
・釜山なみの港湾コスト(港湾コスト3割引き下げ)
・シンガポールと同等のリードタイム(4日→1日)
・24時間サービス対応
などの施策で巻き返し中。特にアジアの各都市を結ぶハブ(中継点)としての役割も重要で、再び世界の海運拠点として復活する事を目指しています。
ポートアイランドの南西部は最新鋭の設備を保有する戦略港湾の一つ。大型クレーンが立ち並ぶ港湾風景は、壮観ですね。
神戸発展の為にも国際競争力を回復して、『みなと神戸』としての復活を願います。
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