日本一おかき処　播磨屋本店

総ガラス張りの店舗。広く明るい店内で、コーヒーを楽しむ人々。

ピンク色の丸いFree Cafeのロゴが目に入ると、新手のCoffee Shopかと思うのですが、実はここ、播磨屋総本店というおかき屋さんなんです。

場所は南京町の南側の広い通り（栄町通り）を大丸側から少しだけ西に入ったところ。おかきを購入したお客さんに、コーヒーを無料でふるまっています。

南京町の立ち喰いで歩き疲れたとか、ベイエリアを散策してきた帰りにちょっと休憩を、なんていう時にちょうど良いスペースなんですね。おみやげのおかきも買えるし。

播磨屋さんという名前の通り、このお店の発祥は播磨の国。今の兵庫県の南西部です。生野銀山で有名な生野町に総本店がある、1860年（幕末）創業の由緒正しいお店です。

ただ、こうやって時代に合わせたスタイルで人気を博しているのは、企業努力ですね。

おかきも沢山の種類があって、中には洋風にアレンジしたものありますが、個人的には黒豆の入った”御やきもち”というのが香ばしくて好みです。

一度、訪ねて見ると良いかと思います。

お薦め度★

神戸は一言で表すと西洋やアジアなどの異国文化が入り混じる、多国籍な街。その分、こういった和の象徴的なお店は、珍しい感じがします。まぁ今の三宮・元町あたりの中心地は、開国した頃は田んぼだらけのど田舎。開国と同時に外国人居留地が出来て、一気に開けたので、神戸の伝統＝日本の外国文化の歴史なんですよね。和の伝統が少ないのも仕方が無いんです。

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