沢の鶴 蔵開き

      2016/02/28

酒の匂いのするところに姿あり!

という事で、沢の鶴の新酒蔵開きがあるとの事で、でかけて来ました。

阪神大石駅から海側へ5分程歩くと沢の鶴の看板が見えます。目の前に現れたのは近代的な酒工場。古き良き酒蔵のイメージはもうないんですね。

新酒蔵開きは、工場の空き地の一角で行われています。狭いエリアにもの凄い人の波。

食べ物もあります。やきそば、から揚げ、おでん、かす汁などが100円。やっぱりかす汁が旨かったなぁ。お酒は無料でも振舞われていますが、たる酒は一杯100円。かなりお得なのですが、人の多さに疲れる!

サックスやマンドリンの演奏も。マンドリンは神戸大学の方々でした。ちゃんと聞いたことはなかったのですが、やさしい感じの音色で結構いいもんですね。

工場見学のイベントも。近代的な工場です。
麹を嗅がさせてもらったのですが、ふわーっと栗の匂いがします。この栗の匂いがいい麹の証なのだそうで、とても印象的。

帰りは近くにある資料館に立ち寄ってみました。そうそう、ここが本物の酒蔵って感じ。昔酒造りに使われていた道具や、装置が展示されています。

ここは麹室ですね。この狭くて屋根も低い空間で、あの栗の匂いの麹を作っていたんですね。

出来上がった酒を運ぶ樽廻船です。昔はもちろん飛行機も鉄道もトラックもないので、江戸への輸送はもっぱら船でした。新酒をいかに早く届けるかで、船が競っていたそうです。

かなりお得感のある福袋もGet!お酒には満足でしたが、人ごみの多さにちょっと疲れた新酒蔵開きでした。

灘の大手酒造メーカーは、昔は商業主義に走り、あまりいい酒を造っていなかったんです。他の小規模な蔵のお酒を混ぜたり、醸造用のアルコールを添加して量を増したり。白鶴、大関、沢の鶴、松竹梅、菊正宗、日本盛などTVでおなじみのメーカーさんたちです。ただ、本物志向が強まり地酒ブームが到来して、最近はこれらの大手酒蔵で灘生一本のブランドを作るなど、品質を重視する取り組みが行われています。

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